●第２回北海道ツーリング記　その２
　〜　北海道上陸編　〜

●３日目　２００３年　９月　１日　晴れ　峠道三昧

　3:10、船内放送で起こされる。4:10着だが、のんびり支度して（←バイクが降りれるのは車の後なので）、4:30下船。

　下船後、フェリーターミナルのトイレで北海道上陸後初ションベンをマっていると（爆）、船内にデジカメを忘れたことに気づく。急いで受付へ行き、その旨を伝えると、３０分後、無事発見・保護され、手元に帰ってきた。

　ホッとする。（一時はどうなることかと思った・・）

　5:30、小樽フェリーターミナル出発。夜が明けてきた。セブンイレブンで、北海道に足を踏み入れた洗礼として、「カツゲン」を購入し、グビッと１杯（ぉ）。ヤクルトでもカルピスでもない、癖になりそうな不思議な味（しかも、安い）

　まず、Ｒ３９３のワインディングの洗礼をうける。カーブの半径まで書いてある標識、親切なのか油断を誘うのか・・・。極端に遅い地元クルマと、極端に速い地元クルマ。

　Ｒ２２９からＫ９９８の交通量の少ない峠道。クルマとは２，３台しかすれ違わなかった。（バイクはゼロ）、再びＲ２２９で積丹半島。
　9:30　かきざき商店着。イチゴミルクココア粉を買う。食堂開店までの待ち時間に会社へ葉書を出した。消印見たらビックリするかな〜？
　10:00に２階の食堂が開店したので中へ入り、いくら丼（何と７１４円！　味噌汁付）食べる。醤油を付けずに食べるのが自分流。旨いイクラは醤油を付けなくても食べれる・・・と思っている。

　Ｋ８７７、Ｋ６６を通り、ニセコのワインディングへ。快適にバイクが右へ左へ曲がってゆく。途中でキツネが路肩にいて　ちょっとビックリ。（すぐ逃げていってしまった）飛び出し対策に、高速度からの急制動をやってみる。

　お昼になり、ニセコのホクレンで給油。最初の旗を獲得。次のホクレンではスタンプカードを獲得。嬉しい。久しぶりの青空、後方羊蹄山をバックに写真撮影してみる。

▲珍しく、雪男が写っている（爆）

　すれ違うライダー、自分がピースしないでいると、直前でピースされ、自分がした時にはもう遅い。なので、最初にする側は、大体自分だ。

　Ｒ２３０で洞爺湖を眼下に眺めながらＫ２へ。観光地地帯。温泉は高く、有料駐車場なんて入る気がしない。Ｒ３７で室蘭へ南下する。室蘭市街から北上し、室蘭岳公園のキャンプ場へ。無料で、炊事場付き。有り難い。

　スーパーで、鮭の切り身を買い、ちょっと調理に挑戦してみる。コッヘルのフタに収まるようにカッターナイフで切り、焼く。油を　ひいていないので、フタに貼り付く貼り付く・・（汗）
　本日の夕食は、豪華に焼きタラコをまぶした御飯、焼鮭の切り身×１（←賞味期限間近で売られていた安いものだが、旨い）、その鮭入りの味噌汁、コロッケ×１　となった。
　北海道限定のリボンナポリンは甘い橙色・・・ぬるくなると甘ったるい味。

　たらふく食べた所で温泉へ。キャンプ場ガイドに載っていた楽々の湯へ。ツーリングマップルには載っていないので、地元の人ばかり。・・・と思ったら、ライダーが２人来た。
　トルマリン風呂がある。ぬるめで良好。風呂上がりに100円牛乳。売店のオバサンが持っていた牛乳瓶のフタ空け器。何故か　ぷよぷよＳＵＮが置いてある。

　22:00　テントサイトへ戻る。テント内の荷物のレイアウトを変更。足を伸ばして眠れるように改良。
　バイクに貼っていた荷物との擦れ防止用のプロテクターシートが剥がれてしまった。銀色ガムテープ２重貼りの方が良さそうだ。

　今日の自炊は順調だった。あとは調味料が欲しい所。鮭を焼くには、バターが欲しい。このキャンプ場は蚊が多い。そして、北海道の蚊は耐久力と攻撃力が高い。蚊取り線香を炊いても、その隙間を縫って私の血液を吸い取りに来るからたまらない。

　室蘭の夜景を眺めながら、お酒；スミノフアイスを１本。23:00になってしまった。時々、駐車場でクルマの空ふかしがウルサイ。

　１日走行しただけで虫の死骸による汚れがひどいミラーシールド。

　本日の出費：４９７３円　走行距離：406.9km　累計：711km

●４日目　２００３年　９月　２日　晴れ　モアイ降臨

　気持ちよく寝覚める。１度だけ寝返りをした覚えがあるが、熟睡した。のんびり撤収。寝袋を乾かしながら、ラーメンを湧かした。昨日の残り物＠コロッケを入れれば、コロッケラーメンとなる。折りたたみイスは持っていないので、バイクカバーを地べたに敷き、バイクに寄りかかり、間にジャケットを挟んで背もたれにして食べるというスタイル。飲み物は、またカツゲン。
　食べていたら、キャンプ場の管理人がやってきた。地元のおじさんライダーもやってきた。「松本ナンバーの人は、道楽ヲジサンが多くて、キャンプ場来ても、１泊だけして、すぐに帰っていっちゃうのですよ〜」等と言っていた。それは、キャンプ人口自体が少なくなってきてることだと思うのだが。

　室蘭へ下山し、まず地球岬へ行った。あいにく曇っていて地平線はクッキリと見えなかったが、何だか視界が丸く見える（汗）　鐘を鳴らしたら、思いっきり大きく鳴ってしまった。カップルや夫婦ばかり。
　地元おじさんライダー３人衆から声をかけられる。聞くと、６５歳で、２０年以上前のバイクに乗ってやってきたという。車体を見ると、ヤマハのＲＤと書かれていたが、車種は私には分からない。登録日が「昭和」である。む。私の生まれた年と同じだ（ぉ゛）　この方は、陸上をして体力づくりして、現役オジサンライダー。タダものではない。私のバイクにある満載の荷物を見て、「青春してるねぇ〜〜？　いいねぇ〜〜」などと言われる。
　自販機で、北海道限定コーヒー牛乳を飲む。

▲ささやかな抵抗（笑）　よく見ると、真ん中だけ缶の角度が違います。

　交差点を、間違えて１つ手前で曲がってしまった所にあった登別の小学校。怪しいドラエモン看板。Ｋ２で登別町へ登る峠道。工事中の所は少なく、快適。オサル湯の場所が分からず。Ｒ４５３で支笏湖。大学生４人を乗せたレンタカーは卒業旅行中。札幌へ向かう道は、やはり遅い車がいる。札幌へ向かう途中、ふらっと北海道某所へ。

　▲謎のモアイ像が立っている。（かなり手前に立っている雪男と比較すると、結構デカい。）

　これよりもビックリしたのが、モアイ像の後ろにあるスピーカーから、ずっと怪しい音楽が流れていたのである。思わず、デジカメで録音してしまった（汗）
　宗谷岬とは比べ物にならないくらい斬新で謎めいた音楽をボーッと聴いていると、もう頭に貼り付きそうである（笑）　→試聴希望な方は掲示板に書いてください（笑）

　CB400SF初期型でやってきた地元ライダー。「よく　こんな場所に来たね〜？」と驚き気味。初期型の純正メーターバイザーは　とても小さい。メーターが隠れていないゾ。

▲こんなのを見つけて・・・

▲座ってみる。
（珍しく、ヘルメットを被っていない雪男が写っている（爆））

　本日は、札幌のＹさんと待ち合わせをしているので、日の暮れないうちに出発（←んなに長いこと居たのかい）リアバッグがズリ落ちてこないので長距離を走っても快適。シートが固いのでケツの痛みは辛いが。Ｋ１０８０のホクレンでガソリン給油し、Ｒ２７４から札幌へ。

　17:00、Ｙさんと合流し、ラーメン屋へ。豚骨＋塩ラーメン。夜、平気で信号無視するクルマ。あんなのにブツカッテしまったら・・・と思うとゾッとする。
　ＧＥＯでバトルギア２の中古が売っていたので、買ってしまった。（\2480。安いと思う）

　22:00　Ｙさん宅へ戻り泊まらせて頂いた。白ブドウカツゲンの存在を知り、初めて飲んでみた。暑さにより少し溶けていたロイスチョコレートを食べる。溶けた後でも旨いゾ。
　23:00頃眠りにつく。

　本日の出費：５４５７円　走行距離：244.8km　累計：956km

●５日目　２００３年　９月　３日　晴れ（暑い）　札幌探訪

　布団で熟睡。
　起きた後、チェーンの洗浄・給油をする。
　朝食をご馳走になる。
　本日は、Ｙさんと札幌を探訪。これも２年ぶり、２度目になる。
　途中のセブンイレブンで、また朝カツゲンを１杯。
　自転車と地下鉄を使い、すすきの駅で下車、そこから歩いて札幌駅へ。２年前に来た時は、新設工事中だった札幌駅が、見事にリニューアル。立派な建物になっていた。
　昼は　うどん屋で　ねぎとろ定食。（うどん付き）

　Ｙさんとアーケードで太鼓の達人を２人でプレイ。バトルギア３もやった（というか、やらせた?!(爆)）ドラムマニアで16ビート。
　Ｙさんにカラオケに連行される。ｎー、北海道まで来て・・・歌ってシモタ。ハズカシー。

　Ｙさんが私用のため、午後は一人で札幌市内探訪。たまには歩きで探訪するのも新鮮である。密かに、自転車用につけるパフパフラッパを探すが、見つからない（笑）　アレは、どこに売っているのでしょう？
　札幌市内は暑い。皆半袖で過ごしている。２年前と全然違う。

　夕方、再びＹさんと合流し、コインランドリーで洗濯して、乾燥機をかけた後、インドカレー屋へ。殆どキノコ入りなので（汗汗汗）　そうでないラジャスタンカレーに挑戦してみるが、これは普通のカレーで満足出来ない人向けの味（辛さ）だという。
　辛さが苦手な自分が食べてみた　その味は・・・・・後から辛さが来る。カレー、肉、それぞれ旨いが、後から来る辛さが辛い。マンゴーラッシーを頼んでおいてよかった（汗）
　これが普通というのだから、これではインドには行けません（汗）

　帰り道、コープで１リットルカツゲンが１２５円という安さだったので、明日以降の糧に購入。Ｙさん宅へ戻り、かまいたちの夜２をやってみる。人生で初めて　じっくり遊んだアドベンチャーゲームだと思う。お酒２本飲んで眠くなり、23:30頃眠りにつく。

　本日の出費：５４９３円　走行距離：0km

●６日目　２００３年　９月　４日　晴れ　４０８０号線

　朝まで熟睡。9:30頃Ｙさん宅出発。Ｒ２７４へ。途中、公衆電話で会社へ電話（今回のツーリング中、１週間に２回は連絡することと条件がついている）をかけている最中に、強風でヘルメットがゴロンと転がり、ミラーシールドに大きな傷がついてしまった。慌ててタウンページを開き、片っ端からバイク用品店に電話をして、手稲のバイク用品店でミラーシールドを購入。行き帰りの道に、道央道を使ってしまった。300円均一区間内だったから、まあいいや。シールドの在庫があっただけで有り難い。

　そんなわけで、多少予定が遅れて、予定外の道を走っていたら、こんな標識を見つけた。

　▲道道４０８０号線？？　道道に４０００番台なんて、ないはずが・・？「４」の所だけ張り替えた跡もない「生標識」です。

　 Ｋ３からＫ３８、夕張へ。昼間なのに、街は殆どの店がシャッターを降ろしてしまっている。あれ〜〜？　メロンは〜〜？？？
　Ｒ４５２沿いのホクレンで青旗を獲得。店員が浅香○代ソックリだった。
　新夕張駅近くで、ようやく営業している産直所を見つけ、話を聞いてみると、メロンの旬は５月で、もうシーズンは終わり、明日には店を閉める所だったという。
　メロンの旬も知らなかった未熟な自分（汗）
　残り少ない　上ランクメロンを購入し、発送した。
　その後、ライダーが１人やってきて、一番安い１個３００円のメロンを買い、何と昼飯にするという。カッターナイフを貸してあげた。１切れ御馳走になる。

　１日１本しか電車が停車しない駅。


　▲しかも、日曜日運休です（汗）　朝７時に出掛けたら、帰りはどうなるの〜・・？？

　Ｒ２７４は、工事箇所多い、クルマは100km/hで流れている（汗）、樹海苑で塩ラーメンを食べる。十勝川温泉のオーナーがやってきた。

　Ｒ２３７で占冠へ。道の駅で、距離表示マグネットを購入。バックミラーに貼り付けたらイイ感じ。Ｋ２９８で富良野、美瑛へ。

　今夜は、洗車場があり、オーナーが元整備士のライダーハウス＠プラネタへ行くことにする。電話したら、あ゛、関西人だ。

　18:30　ＲＨプラネタ着。オーナーの性格　この上なく濃い（爆）　なんだか、物凄い所へ来てしまったみたいだ。明日はツーリングの撮影会があるというので（走行撮影ビデオ１本付きで2500円）参加することにした。
　ＲＨは１泊700円だが、大雪山に雪が降ったのでというオーナーの理由により、１泊2000円するベッド付きの部屋に全員が泊まることとなる。
　この時点で、このＲＨに最低２泊することが決まってしまった。
　つまり、２泊で4000円＋2500円で、6500円＋食費が　かかるｙｏｎｅ。

　24:30頃眠りにつく。

　ミラーシールド＋ラチェットレンチ代で１万円、メロン代がｎ千円、１泊2000円、、、この旅始まって以来の大きな出費である。

　本日の出費：２２２６６円（内、お土産代５１９０円）　走行距離：306.7km　累計：1262km

●旅的思考　トケイも　いらないけれども

　ケータイを持っていないことは、旅の大前提として、（最近は、ツーリングライダーでもケータイを持っていない人の方が少ない。持っていないと言うと、羨ましがられると当時に驚かれる。大抵の人は仕方なく持っていて、一度持ち始めると、もう手放せなくなる）

　旅の最中には、トケイもいらない。しかし、トケイがないと店やガソリンスタンドの開店時間が分からない。船の出発時刻を知るためにも必要。それに、バイクのメーター内にトケイが付いているので、嫌でも時間が把握出来る。

　しかし、何も日常のようにトケイに従って行動する必要はない。これは「仕事中な人のニチジョーのサイクルを示す目安」「太陽が見えない時の暗くなる目安」くらいに思えばいい。
　「80km/hで走ったら、１分でキッチリ1.5km走るかな〜実験」に用いることも出来る（笑）

　一応、何時にどこへ着いてなにをしたか　と書いているが、この時刻は後でデータの集計をとるために書いているだけである。

　「明るくなってきたら起きて、暗くなったら寝る」でよいのだが、なかなか生活サイクルをズラせないでいる。

　つづく。